過去ログ - 10666「これが超電磁砲……」2
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748:伊吹 ◆LPFQRD/rxw[saga]
2012/02/13(月) 23:28:58.87 ID:5Kj/pCpAO
――――大魔術、発動開始。

土御門「――奴さん、おっ始めたか」

海原に肩を借りて歩いていた土御門が、膨大な魔力の波に反応した。

海原「急ぎますか?」

結標「大分回復したし、それなりの距離なら転移出来るわよ」

土御門「……いや、正直今の俺が行った所で役には立たない。置いて、お前らだけで行ってくれ」

海原「ふむ、一理ありますが……なら僕も残りましょう。貴方を一人にして、うっかり始末されてしまっては困りますからね」

結標「なら私が残った方が……」

海原「……自分の技術は基本的には殺傷に使う物です」

海原「向こうのメンバーは既に十分過ぎる程の火力を持っていますから、僕より能力の応用が効く結標さんが行くべきです」

土御門「……確かに、転移があれば最悪逃げおおせる事は出来るぜよ。頼めるかにゃー?」

結標「……分かったわ。全く、しんどい役回りね」

結標は言って消えた。
残された男二人が壁に背を預けて座り込む。

海原「失敗したらどうなるんでしょうね」

土御門「アイツらの成功を信じて待つのも、また一興だろう?」

海原「ふふ、全くです……イタタ」

土御門「お前も十分ボロボロだにゃー」

海原「貴方には負けますよ」

天を見上げた。
夕方でもないと言うのに、空が橙色に光っている。

土御門「くくっ」

海原「ははっ」

期待を込めて、二人は笑った。


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