過去ログ - 10666「これが超電磁砲……」2
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778:伊吹 ◆fJ3KTPFnIUC/[saga]
2012/03/07(水) 01:05:09.23 ID:m6tDnTnAO
――――

しばらく歩くと、空気が変わった事に気付く。

――ここが、最後で、一番奥か。

10666「……おい、『心理掌握』。一人で立てるか?」

掌握「え、えぇ……」

手を離し、前を向く。
夕焼けの眩しさの先に、求めた人がいた。

10666「――13510号」

13510「――10666号?」

あぁ、何て懐かしい――響きだ。
たまらない。自然と口角が上がってしまう。

彼女に手を伸ばして――

垣根「よう、遅かったな」

――癪に触る声で制止させられた。

10666「なるほど」

溜め息。

10666「一番ってのはアンタだったか」

垣根「こんな事で一番になってもねぇ」

第二位の後ろにいた女が垣根に絡み付く。
愛おしそうに腕を回して、言った。

定規「貴方は私の中で一番よ、帝督」

それに笑いかける少年と――突然大声を上げる、10666号の後ろにいる少女。

掌握「――垣根、連れてきたわよ!」


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