364:第十六話 『聖天使ペタメイド』 ◆iH7bNFBwQs[saga]
2011/02/19(土) 23:48:52.97 ID:9ozMR/x50
「わたじ、わたじぃ……見られ゙、ちゃっ……ぁ……」
「……大丈夫だよ竜ちゃん。 私たちが付いているからもう安心だよ、
ってミサカはミサカは竜ちゃんを慰めてみる」
打ち止めの手が止まった。 彼女は一瞬顔を強張らせると、再び頭を撫で始めた。
一方通行はコートを脱ぐと竜王の肩にかけた。 打ち止めがコートの前を整え、竜王の肩に手を置いた。
カチリという小さな音が、打ち止めの耳朶を打った。
「竜ちゃンは任せた。 家に連れて帰って一緒にいてやれ」 と一方通行は言った。
冷え切った、刃のような声だった。
「あなたはどうするの、ってミサカはミサカは答えは予想できてるけどあえて尋ねてみたり」
「落とし前をつけてくる」
その言葉を残して彼の姿が消えた。
残された打ち止めは強く竜王を抱きしめ、彼女の耳に顔を近づけた。
「さあ竜ちゃん、家に帰ろう、ってミサカはミサカは促してみる。
今日はずっと一緒にいてあげるから心配しないで」
「ぅぅ……ありが、とう……えぐっ」
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