過去ログ - 上条「どんなに俺が嫌いでも、お前は逆らえないんだよ−−。」
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初見は>>18へ
[sage saga]
2011/03/24(木) 23:42:46.63 ID:FyVdH+TAO
返事は無い、首だって縦には振らない。
だけど今日の日を鑑みるに当たっているはず。
逆にバッテリー切れ以外は困るのだからとどこか祈る気持ちだった。
俺はタオルを投げ捨てると、四肢をだらりと放り出した一方通行の正面で屈む。
自分の影が一方通行の顔に被る、その光量の変化に少しだけ白い瞼が開かれる。
赤い瞳にいつものような猛々しい光は無いし、光を吸収するようなそんな虚ろな目をしていた。
手を伸ばし、こいつの足の向きを揃えひざを立てる。
そして首と床に手を滑り込ませ一気に力を込めた。
……ちゃんと持ち上がったじゃねえか、さっきはよくも笑ってくれたよな。
しかし逡巡する、寧ろこの年の少年がさっきの家具と大差無い重みというのはどういうことなんだろうか、とりあえず新しく同居するインデックスに感化されて欲しいなと切に願っとく。
そのままベッドへと堅い体を降ろした。
チョーカーから変圧器を通し、そしてコンセントへプラグを差し込む。
それがまるで携帯みたいだなんて思わないと言ったら嘘になるけど、こいつに言える筈もなかった。
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