過去ログ - 俺の妹が身長180cmなわけはない
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124: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga]
2011/01/20(木) 22:19:34.41 ID:M3uODPAto
結局、俺はあれから買い物に付き合わされる形となった。
映画以外の俺の提案はかたっぱしからNGを出されたため、それ以外の選択肢が消えてしまったからだ。
こんなことならもっと本気でプランを考えとくべきだったぜ。
ひょっとして、桐乃が最後まで『買い物に付き合う』という案を飲まなかったのも、俺がこうなるのって分かってたからか?
……いや、ないな。あいつに限ってそれはない。多分俺の思いすごしだ。

「おかえりなさい、お兄様」

玄関に座ってしばらく体を休めていると、沙織が出迎えてくれた。

「いたくお疲れのようですわね。今日はどこへお出かけに?」
「お、おう……ちょっとな」

別段隠す必要もないはずなのだが、なんとなくごまかしてしまう。

「そうですか。………………あら? それは?」
「ん? あ!」

沙織は俺の手元にあった雑誌をすばやく拾い上げる。

「お、お兄様? これは……いったい……?」

沙織が手に取ったのは、桐乃がくれたファッション誌だった。

「あたし、見本誌もらってて同じの家にあるし。これはあんたにあげる」

そう言われて半ば強引に押し付けられたのだ。
ちくしょう、そんならわざわざ買ってくんじゃねえよ。立ち読みで十分だったろうが。
おかげで沙織が愕然とした表情で俺を見つめているじゃねえか。
ここで俺が取るべき選択肢は……

1. 実は女装趣味に目覚めてな。
2. 実は桐乃にもらったんだよ。

2だ! 2に決まってんだろ!?
俺は提示された選択肢から迷うことなく2を選びとる。



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