過去ログ - 俺の妹が身長180cmなわけはない
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226: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga]
2011/02/04(金) 23:45:11.10 ID:p73Hlf10o
「で、今日は何しに来たんだ?」
コーヒーを飲み、お互いに一息ついたところであやせの用件を聞き出しにかかる。
震えは止まり、顔色もすっかりよくなっていてるし、これならもう大丈夫だろうと判断したからだ。
あんまり遅くなると俺にとってまずいこともあるしね。
「用件の前にはっきりさせておきたいことがあるんです」
「はっきりさせたいこと?」
……なんだか猛烈に嫌な予感がする。
以前あやせから感じた謎のプレッシャーを俺は忘れてはいなかった。あのときあやせは瞳の光彩を消失させ、どす黒いオーラを発していた。
今度あんなの見せられたら泣かない自信がない。
「桐乃とは本当に付き合ってはないんですよね?」
「……ああ、そうだ」
にっこりと微笑みながら質問してくるあやせだったが、この場合笑顔であることが逆に恐い。
なんでこの子の話はいつも尋問じみてるの? 相変わらず超恐いんだけど。
「桐乃は『手のかかる妹』みたいなもので、それ以上でもそれ以下でもないと」
「……ああ、そう言ったな」
「わかりました。では用件を伝えますね。……もう桐乃に近づかないで下さい」
「は?」
俺の訝しげな表情を見てあやせの表情が曇る。
「そんな大したお願いじゃないですよ?」
「いやいや、大した話だろ! どうしていきなりそんな話になるんだよ!?」
俺が一体何したってんだ。
そもそも、近づくなって言われてもなあ……ストーカーに対する判決じゃあるまいし。
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