過去ログ - 俺の妹が身長180cmなわけはない
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502: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga]
2011/03/19(土) 17:57:47.62 ID:BTEDHaXWo
>>356から
第十二話分岐
「じゃあ、沙織と組むわ」
見方を変えれば、これはある種のチャンスと言えるのではないだろうか。
これを機に、桐乃と黒猫がもっと仲良く――いや、既に仲良しなのはわかっちゃいるが、更に仲を深めるチャンスだ。
もしかすると、ゲームでも奇跡的な相性の良さを見せるかもしれないしな。
幸い大会までは後一週間ある。こいつらだってその間にみっちり練習するだろうし、そうそう不甲斐ない結果にはならないはずだ。
ぶっちゃけると、こいつらと組むと俺の精神が持つ気がしないってのもあったけどな。
「……拙者で……よいのですか?」
俺が言ったことが信じられない、というように改めて俺の意思を確認する沙織。
どうでもいいけど、そのござる口調なんとかならないの? 普段の沙織を知っている人間からすると違和感が半端じゃない。
……まあ、今さら何言ってんだって感じではあるが。
「いいんだよ、俺がそう決めたんだ。確か決定後はお互いに文句は言わない約束なんだよな?」
「た、確かにそうでござるが……」
沙織は未だ納得がいかない様子。どうしてすんなり受け入れないんだろ。
そんなに桐乃と黒猫を組ませることが心配なのだろうか? ま、その気持ちはわからんでもないけどな。
「大丈夫だって。こいつらだって喧嘩するために参加するわけじゃないんだからさ」
「……うう、わかりました」
渋々ではあるが、ようやく折れてくれた。
ふう、ようやく納得してくれたか。それにしても心配しすぎだろ。
桐乃と黒猫の相性の良さを早々に見抜いたのは他ならぬ沙織、おまえなんだからもっと安心していいと思うんだけどな。
……ひょっとして俺と組むのが嫌だったってことはないよな?
いや、ないな。あの沙織に限ってそれはないよな。…………多分。
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