過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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◆qPOxbu9P76
[sage saga]
2011/01/05(水) 17:15:52.01 ID:09EWCUIo
「おはよう先輩。遅いお目覚めね?」
「…………なんでおまえがここにいんの?」
夏休みも終盤にさしかかろうとしている頃。朝、俺が目を覚ますと何故か黒猫が俺の机に座っていた。
黒猫は、俺が桐乃から借りているピンクのノートパソコンを使ってなにやら作業をしていようだが何をしているのかはここからは見えない。
服装はいつものゴスロリではなく、夏コミの時に着ていた白のワンピース。
ワンピースの裾から除く白い足や二の腕が、朝日と相まってやたらと眩しい。
俺はその眩しさに目をしばたかせながら、
「なんでおまえがここにいんの?」
同じ質問を繰り返した。
黒猫は返事に戸惑っていたが、やがて何かを決心したような素振りを見せた。
……黒猫の顔が赤い。
「こ、ここ、恋人の部屋に上がりこむのに理由がいるの?」
瞬間的に頭に血がめぐり、あっという間に眠気が吹き飛んでしまう。
え!?ひょ、ひょっとして夜這い的な!?いや、今は朝だけども!?
「じょ、冗談だから本気にしないで。からかってみただけよ」
「冗談なら言い淀んだ上に顔を赤くしてんじゃねえよ!」
普段、黒猫の肌はとても白いもんだから少しでも赤くなればたちどころに分かる。
おまえ、さっきの台詞をいう前から既に赤くなってたぞ。
「そういう先輩だって赤くなってるでしょう、いやらしい!」
「誰のせいだ、誰の!?」
その後はお互いに押し黙り、なんとなく気まずい雰囲気が漂う。
……黒猫と最後にこんな空気になったのっていつだったかな。
ただ、今までの気まずい空気とはちょっと違っていて……
何て言うのかな、喧嘩した友人と仲直りする直前の……気恥ずかしさにも似た気まずさというか――
「……あなたの妹に頼まれたのよ」
「え?」
この空気に耐えかねたのか、黒猫が先に口を開いた。
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