過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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186: ◆qPOxbu9P76[sage saga]
2011/01/05(水) 17:23:36.63 ID:09EWCUIo
バチンと頬に強い痛みを感じ、俺は目を覚ました。

「っだ!?」

最悪の目覚め。まるで桐乃の人生相談を初めて受けた時のようだ。
そして襲撃者の姿を確認し目を見開いた。

「お、おまえっ、なにしやがる!?」

襲撃者の正体は案の定桐乃だった。
考えてみれば、こいつ以外にビンタで俺を起こす奴なんていねえよな……。

「うっさい!あ、あんたこそなにしてんの!?このっ、変態!!」
「お、落ち着け!話が見えん!!」

問答無用とばかりに俺を殴りつけてくる桐乃。
何で自分の部屋で寝てただけで変態扱いされなきゃならんのだ!
俺は慌てて今の状況を確認する。

横には黒猫が寝てて、その黒猫は俺の寝間着に着替えてて……そしてごみ箱には、使用済みティッシュの山…………


どう見ても事後です。本当にありがとうございました。

「ち、違う!落ち着け!このティッシュはそういう意味じゃない!!」

それは、俺が昨日の夜中に賢者に転職する際にだな……

「あんたこの後に及んで言い訳する気!?この臭いはどう考えても真っ黒じゃん!!」
「わざわざ嗅いでんじゃねえ!変態はおまえだ!!」
「は、話をすり替えるんじゃないっての!!」
「すり替えてねえよ!!」

俺達があまりに騒ぐもんだから黒猫も目を覚ます。

「あなた達うるさいわよ。おちおち寝てもいられないじゃない……」
「あ!やっと起きた!!あんたこそ何やってんの!!」
「何って……先輩と寝てただけよ?」
「この泥棒猫!!あたしが言った兄貴を頼むってそういう意味じゃないんですケド!?」
「おまえはどこの姑だ!?」



おわり


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