過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!
[sage]
2011/01/04(火) 19:30:03.37 ID:chArRJ.0
「お兄さん、これはデートでは有りませんから……くれぐれも勘違いしないで下さいね」
「おう、その点についは何度も念を押さなくても大丈夫だ」
「あと、わたしにいかがわしい事をしたら、その場でぶち殺しますから、……軽度のセクハラ発言は2回まで
です。3回目はアウトです。やはりその場でぶち殺します」
ちょうど一週間前の日曜日の午前10時、俺とあやせはいつもの中学校近くの児童公園にいた。
あやせはティーン向けファッション誌に載っている様な清楚でおしゃれな秋の装い、俺も妹の桐乃に頼み込み
コーディネートしてもらったから――今更ながら桐乃のファッションセンスには恐れ入る。
「確認するが、いかがわしい事の範囲をもう一度言ってくれ」
「わたしの手を握ったり……、か、肩を抱いたりする事です。……き、キスなんてもっての外ですからね!!」
「きのう電話で聞いた、『腰に手を廻す』ってのが入ってないんだが」
「――ぶち殺されたいんですか!?」
「了解。軽度のセクハラ発言は2回まではセーフなんだな?」
「お兄さんの場合、2回までセーフにしたのは、そうしないとこの公園を出るまでにアウトになる可能性が、
高いからです」
俺達二人の傍で、もしこの会話を聞いているやつがいたら間違いなくどん引きすることだろう。
しかし、俺が今回のあやせイベントを無事クリアするためには、事前の確認作業が重要ポイントなんだな。
「了解……たとえば……『おう、あやせ腕組まねーか』っていうのは軽度のうちに入るのか?」
「状況にもよりますが……、そうですね、いまの『腕組まねーか』は2回とカウントします」
「結構採点基準がきびしーんだなぁ」
「ハア〜、お兄さん、そもそもセクハラ発言しなければ良いと、そうは言う発想はないんですか?」
「あやせ、お前は俺と知り合っていったいどんだけたってんだよ、まだ俺という人間を理解してねーようだな」
「わたしとしては、お兄さんは実妹をこよなく愛すシスコンの変態と認識していますが」
「おれはシスコンでも変態でもねーよ。大体セクハラ発言だってなー、したくてしてんじゃねーんだよ。
どうしても言わなきゃなんねー理由があったり、無意識に言っちまったりさー、だったら『腕組まねーか』は
カウント1回ってとこが妥当じゃねーの?」
あやせは左手首に身に着けた腕時計をチラリと確認すると。
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