過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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71:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]
2011/01/04(火) 19:31:45.12 ID:chArRJ.0
「なぁ、あやせ、……最初は植物園に行くってことだけど、植物園行って何すんの?」

「お兄さん?、植物園なんですから植物を観るのに決まっていると思いませんか?」

「まぁ、言われてみりゃ、……植物園にチンパンジーは居ねぇよな」

「はい、ゾウもキリンもいません」

あやせと俺は、そんなしょーもねぇ会話を交わしながら、最初の目的地の植物園へ歩いていった――

「さあ、お兄さん植物園に着きましたよー!。植物を観ましょーっ!!」

「なぁ、あやせ、植物観るだけでやけにテンション高くなってねぇーか?」

「……そ、そうですか?すみません……」

俺は一つひとつ、あやせとのイベントをクリアしていった。俺への高感度は確実に上がっていると信じて。

――――ひと通り植物園を観て廻ると、時計は午後1時を過ぎ、俺達は近くのファミレスで遅めの昼食を摂る事
になった。

「なぁ、ファミレスなんかで良いのか?お前だったらもっと洒落た店のほうが良かったんじゃねぇのか?」

「お兄さんはその方が良かったですか?わたしはここで十分ですけど」

「いや、俺もファミレスの方が変に気を遣う必要がねーから助かるが、あやせさえそれで良きゃ問題ないよ」

俺達が入ったのは、何処にでもあるチェーン店の一つで、和・洋・中と、ひと通り揃ったありふれた店だった。

それに引き換え、どっかの妹様はやれファミレスは禁止だの、植物園は有り得ねーだのとほざいてたが、さすが
あやせは違うね。俺の好みを良く熟知してるよ――まさか桐乃の入知恵か?

「あやせは食うもん決まったのか?」

「うーん、そうですねー。もうちょっと待ってて下さい。」

「あいよ」

そう言ってあやせは写真付きのメニューをパラパラ捲りながら思案していた。俺もメニューを捲りながら、
ひとつの品に眼が留まった。――『マグロのヅケ丼』

「お兄さんは決まりましたか?」

「おう、決まったよ」

「じゃあ、わたしもお兄さんと同じ物でいいです」



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