過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!
[sage]
2011/01/04(火) 19:34:21.51 ID:chArRJ.0
「……何から話そっかな〜」
「あやせ、何でも聞いてやるぞ。今日の俺は、あやせの兄貴だからな」
「やっぱり、やめます!」
「ぶっ!!」
「うそうそ、冗談ですよ、お兄さん!……」
「………………」
「じゃぁじゃぁ、こうしましょう!。わたしこれから独り言を言います。ですからお兄さんは、わたしが良いと
言うまで絶対に口を開いては駄目ですよ。あと、恥ずかしいので前を向いてて下さい、いいですか?」
「お、おう!」
「ほーら口を開いた!アハハハハ!」
「あやせ…………そりゃ、何年前のギャグだよ?」
あやせは、こつんと側頭部を拳で叩き、ペロリと舌を出した。
「まあ、冗談は横に置いといて……約束守ってくださいね。――――ではでは、これから始めます」
あやせは膝の上で、両手で包み込むように持っていたレモンティーの缶を見つめながら……ポツリポツリと、
独白を始めた。俺はあやせとの約束どおり、黙って前を見る――――
「わたしが桐乃の趣味を知って、……桐乃と仲違いしてしまった時、お兄さんは必死で仲直りさせようとして
くれました。わたし、始めはお兄さんの影響で桐乃があんな趣味に走ってしまったのだと思ってました」
あやせは夏コミ会場の近くで桐乃にばったり会い、桐乃のオタク趣味を知ってしまった当時の話から始めた。
「わたし桐乃と仲直りした後、冷静になって考えて見たんです。……そして気付いたんです。……桐乃の趣味が
お兄さんの影響じゃないって……わたしが電話で話したシスカリ?というゲームの名前を知らなかった事、
わざわざ図書館で神話の本まで借りてきた事、『俺は妹が大好きだ』と言った時……お兄さん、涙目になって
ましたよ……ふふふ」
あの時の記憶が俺の脳裏に鮮明に蘇る。あやせと桐乃のオタク趣味で対峙した同じ公園、同じベンチ……
「お兄さんは、桐乃とわたしを仲直りさせるために、……わたしが桐乃の趣味を受け容れられないという気持ち
を、お兄さんに対する嫌悪感に刷りかえるよう、怒りの矛先を自分に向ける様にお芝居をしたんですよね?」
『――大ウソ吐きのお兄さんへ。』
公園での出来事から数日後、あやせから送られたメールを見たときの妙な違和感が――――
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