過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!
[sage]
2011/01/04(火) 19:38:10.60 ID:chArRJ.0
あやせとの衝撃的な別れから瞬く間に一週間が経過した。あやせの言っていた通り、想い出の児童公園は、
建設業者によってフェンスが築かれ、関係者以外が立ち入ることはもう二度と出来ない。
桐乃のオタク趣味が親友あやせに発覚し、一時は絶好状態にまで陥ってしまったのを何とか修復するため、
あやせと対峙したあの児童公園。
『お兄さん、ご相談があります』
そんな短いメールだけで何度もあやせに呼び出された場所も、いつもあの児童公園だった。
あやせが何処へ引越したのか桐乃に尋ねても、『あんた、あやせに執着しすぎ』などと罵倒され、聞き出すこと
が出来なかった。
俺とあやせにとって、あの公園は二人の共通の想い出の場所になった。もう二度とあの場所で俺があやせに会う
ことは適わない、心の中だけに残る――俺とあやせ二人だけの想い出の場所
――――麻奈実と図書館での勉強を終え、一人家路へ向かう途中、俺はそんな柄にも無い感傷に浸っていた。
俺が自宅近くの曲がり角を曲がったとき、少し先を歩く見覚えのある後姿の少女が眼に留まった。
ティーン向けファッション誌に載っている様な清楚でおしゃれな装い、長い黒髪の少女――――あやせ?
人違いでも構わない、違っていたら素直に謝ればいい。俺は無意識に小走りになる――
「おーい、あやせ〜!あやせじゃねーのか〜?」
長い黒髪の少女が振り返る。
「あ、お兄さん!、こんにちわ……、お久しぶりです!」
「やっぱりあやせだったか!、…………あれ?お前……確か引越したんだよなぁ?」
「ええ、昨日の土曜日に引越したばかりですが」
俺の記憶にある明るい笑顔はそのままだった。やっぱりいつ見ても美人だな、あやせは――
「ところで今日は……あぁ!そうか、桐乃に会いに来てくれたのか……」
「……?、お兄さん、何の話をしているんですか?、今日は桐乃、部活の関係で夕方まで帰りませんよ」
中学3年生である桐乃は、陸上部を夏の大会終了後引退していたが、今もOGとして時々顔を出していた。
「……?、とすると、まさか俺に会いにわざわざ来てくれたのか?」
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