過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:26:06.88 ID:dfLwBmsm0
高坂家に帰宅すると、玄関に桐乃の靴が履き散らかされていた。
あいつ、いつもは綺麗に揃えるのに。

「お袋と親父は……帰ってねえか」

冷蔵庫の麦茶を一杯飲んだ後、俺は階段を上がり、桐乃の部屋の前に立った。
軽く深呼吸した後に、躊躇いがちにドアをノックする。

「桐乃、いるか?」

――返事は無い。もう一度、ドアを叩く。

「なあ、いるんだろ? 少し話があるんだけどさ」

やはり言葉は返ってこない。試しにドアノブに手を掛けて回すと、
あっさりと扉が開いた。

「桐乃……?」

薄暗い部屋を見渡すと、ベッドに座って窓の外を眺めていた妹を認識出来た。

「どうしたんだ、電気も付けないで」
「……あたしの勝手でしょ」

桐乃は顔をこちらに向けずに、そのままの態勢を崩さない。

「あやせが心配してたぞ……お前が落ち込んでるってな」
「……」
「御鏡と別れたらしいな」
「……!」

ピクッと僅かに体を反応させた後、桐乃は緩慢な動作で顔をこちらに向けてきた。

「……あやせから聞いたの?」
「ああ」
「余計な事言ってくれちゃって……」



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