過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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saga忘れた 畜生…
◆XvsKHLIHQc
[saga]
2010/12/12(日) 14:19:19.83 ID:RcmkpT6o
「お前が欲しい」
「……は?」
意味が分からなかった。
勧誘、ここで勧誘をする。さっぱり意味が分からない。
「お前は知りすぎた人間。統括理事会からは目をつけられている存在だ。自分で自覚しているな?」
「このファイルが、証拠です」
初春は、本棚から自分で作成したマル秘ファイルを取り出す。
垣根はそれを受け取ると、めくり見始めた。
途中、微笑をもらす垣根。その行為に初春はさらに苛立っていた。
目的はなんなのか?勧誘が目的なのか…?
「これは凄いな、俺の知らない情報まで入ってやがる。知りたくなかった情報までな」
「もしかして素養の事ですか?まぁ、知りたくも無かったでしょうね。Level5が生かされている理由を知ってしまったんですから」
「ああ、お前の言う通りだな…本題に入ろう、俺が作り上げたスクールに入れ」
「…一度スクールは壊滅したと聞きました、そこにも書いてあります。スクール、メンバーは壊滅。アイテムとグループだけが残ったと情報は入りました」
初春は、垣根からまたファイルを受け取り、ページを見せる。
垣根は嫌な顔をする。
「壊滅ねぇ…だが、心理定規も生きているし俺も生きている。実質二人だが、あとの二人は補充すればいい。分かるな?」
頭の中で確定事項が出来た。
本当にこの男は、自分を勧誘する為だけに来たのだ。と。
「つまり、その補充されるメンバーが私と言う事ですね。暗部に堕ちろと?」
「さっきも言ったが、お前は風紀委員でありながら『知りすぎている』権限偽装はバレていないとでも思ったのか?上層部の奴らは騙せても、俺は騙せない」
「貴方も同じ立場の人間だからですか?」
「鋭いな、その通りだ」
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