過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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14:suzuna  ◆XvsKHLIHQc[saga]
2010/12/12(日) 14:21:16.15 ID:RcmkpT6o
翌日。
普段通り学校へ向かう初春。
休もうと思ったが、学校へ通えるのもあと3日と考えるともったいないと感じ、普通に学校へ向かった。

登校途中、佐天と顔を合わせる。

「おはよー!初春、どうしたの?やっぱり、昨日の事がって感じ…?」

佐天は自分の事を気づかってくれている。
そう思うのがいつもの自分だった。
しかし…心理状態は最悪だった。

「あ、はい。だ、大丈夫ですよ?」

顔が引きつっているのが自分でも分かる。
今の自分は最高に暗いだろう・・・。

「…そっか。うん、大丈夫なら良いかな」

気を使っている佐天。
これ以上聞いたらいけないと察知したのである。


その後佐天は、普通に接してくれていた。
三日後、自分がここに居なくなると考えると…胸が痛くなる。
佐天には…言おうか迷っていたのである。

『隠し事は無し無し!私たちって、隠し事しても結局言っちゃうじゃん?なら、今言っても変わらないって事だよね!』

そんな事を言っていたような気がする。
佐天の言葉が、胸を貫く。
隠し事…している自分に罪悪感が襲いかかる。
かすかに感じていた、自分が暗部に落ちると言う事。
実現してしまうと、こんなにも残酷なものなんて思いもしなかったのだ。
日常から非日常へ。
良い方にも悪い方にも、自分が利益を得る事はないのだ。



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