過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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2:suzuna ◆XvsKHLIHQc
2010/12/12(日) 14:09:09.44 ID:RcmkpT6o
数時間後。

「これで買い物終わり?」

雑貨のコーナーを歩き終える頃に佐天は初春に聞く。
少し時間がたってしまい、佐天は飽きてきたのだった。

「はい、あとはー…プリンターのインクと、A4用紙と、固法先輩からお願いされてた10色ボールペンですね」
「な、何それ!多過ぎでしょ」

オーバーリアクションで答える。
10色ボールペン。利便性はともかく、インパクトのある商品。

「こういうのが好きなんですよねー、固法先輩って」
「ふーん、ちょっと意外かも」

と、佐天が言う。

「まぁ、さっさと帰りま……!?」

何かが、初春の瞳を捕える。
見たくも無い何か。いや、この場合見てはいけない何か。
それは、現実だと思ってはいけないし、夢でも思ってはいけない。
未元…。存在しない…何か。

「…?どうしたの、初春?」

佐天が問うと、ハッと我に帰る初春。


「い、いや。なんでもな…いです」

シドロモドロに答える。
明らかに動揺をしているのがバレバレ。その動揺は顔にも出ていた。

「顔真っ青だよ…?荷物持つよ」

心配する、佐天。
親友である、初春がここまで青ざめるのはあまりない。
もしかしたら、急に気持ち悪くなったのかもしれない、とか、急性の病気かもしれない、とか。いろいろと考える。

「あ、ありがとうございます」

そう考えている佐天を安心させようとする。
佐天は、表情が戻ってきた初春を見て、

「お化けかなんか見たのかな?なーんて…」

と茶化す。


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