過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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223:suzuna ◆XvsKHLIHQc
2011/08/03(水) 18:10:13.90 ID:W20y/3cAo
「……、」
「素養について、あんたらの意見が聞きたい」

静かになったと思ったら、浜面が口を開いた。

「割とどうでも良い」
「……なんだと?」

垣根がポケットに手を突っ込みながら言った。

「確かに、統括理事会のやり方は気に入らねぇ、クソみたいな素養資料を見ていたらムカムカしてきたな」
「……、」
「だが、レベルは関係ねぇ」
「なんだと」

垣根がこっちを見た、ような気がした。
どういう事だろうか。
私にも理解出来ない発言をした。

「レベルが低くとも使える人間は使える人間だ。確かに、電子系のレベルを持ち合わせた場合のほうがハッキングは楽だろうな。第三位がよくやっているケースだ」
「そんな事していたねぇ、あのクソみたいな第三位は」

麦野が口をはさむ。
それを垣根は無視をし話しを続けた。

「だが、コイツはどうだ。たったレベル1なのに足も付かずにハッキングをしっかりこなしている。学園都市第三位と同じ事をしてんだよ」
「……、」

驚いた。
垣根帝督が私を褒めていた。
いや、もしかしたら彼自身も変わったのかもしれない。私はそう感じた。

「俺達はあんたらと同じ考えだ、クソみたいに暗部を使い、クソみたいな事しかしない統括理事会が憎い、だがそんな弱々しい文書じゃ何も出来ねぇと俺は判断した」
「……せっかく手に入れた物を邪険にしやがって」

浜面が悔しそうに言った。
だけど、それは事実かもしれない。
私はレベル1なのに暗部にいる。それもグループという上位クラスの暗部。
『レベルなんて関係無い』
……、そういえばどっかの誰かもも同じような事を言っていたような気がする。
だけど、私にとってはもう過去の事だった。


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