過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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36:suzuna ◆XvsKHLIHQc[saga]
2010/12/12(日) 16:19:17.66 ID:RcmkpT6o
と、そこには垣根帝督が居た。

「何か見つかったか?」

「まだ、得には。そうですね、代わりに自分が捜索願いを出されている事は分かりました」

「はっは、誰が出したんだろうな。あの女の子かな?」

多分、垣根が想像しているのは佐天涙子の事だろう。
この人に佐天の事を触れられると、少しだけ苛々する。
本来関わるべき相手ではないから。自分が関わらせてしまったから。

「…多分、捜索願いと言うのは建前なんですよ」

「ほう、つまり?」

「私は、基本的にICチップにバックアップを取ります。素養に関してはほとんどのICチップにバックアップを取っているんです」

「だから、ゲーム機や炊飯器までここに持ってきたのか」

「はい。寮は捜索されたみたいなので…」

「あっち側も感づいたって事か」

「そもそも、私は疑われる身でした…私は知りすぎたんですよ。学園都市の全てを」

垣根はコップに入った、酒を飲みながら。

「ああ、そうかもしれねぇな。素養の存在を知っている人間なんてお前くらいじゃないのか?」

「そうです、私が見たログにはデータベースへアクセスし、そこまでたどり着いた人間と言うのは私くらいですから。ここまで欲が出てしまった事に恥じらいを持っているくらいです」

「いや、それは誇っていいだろう」

「…誇って良いと言うなら」

聞いてみる。
暗部に入るにあたって、最も聞きたかった内容を。


「言うのなら?」


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