過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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4:suzuna ◆XvsKHLIHQc
2010/12/12(日) 14:11:30.28 ID:RcmkpT6o
思い切って聞いてみると、決意する。

「ねぇ……初春?」

「…はい?」

「さっき、何をミタの?」

「何も見てませんよ、何も何も」

隠しているのがバレバレだ。
初春は無表情。こういう時は何か嘘をついている証拠だ。

「…嘘つかないでさ、喋ったら楽になるって言うじゃん?」

裁判官のように言う佐天。

「何も見て無いって言ってるじゃないですか」

強気に出る初春。

ふっと足を止める佐天。
まっすぐ、初春を見つめ語り出す。

「…初春、私は今まで初春に隠し事した事あった。でも、最終的には打ち明けてた。それって今打ち明けても変わらないって事じゃない?」

「……」

「ねぇ!!聞かせてよ!!」

佐天は叫ぶ。かつて、自分が隠し事をして後悔したことから…親友を間違えた道へと向かわせないようにと。
その気持ちが伝わったのか、初春はゆっくりと静かに口を開き、雀の鳴き声のように小さな声で言う。











「その…えっと…死んだ人を見ました…」







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