過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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6:suzuna ◆XvsKHLIHQc
2010/12/12(日) 14:13:06.99 ID:RcmkpT6o
「!?」

先ほどのボールペンの時とは何倍も違う驚き。
桁が違うのである。
死んだ人。つまり、この世界にはもう居ない人。
幽霊なのか?と佐天は考える。

「それは私を踏みつけた人です、子供をかばう私を踏みつけた悪魔のような人。だけど、その人は死んでしまったんです」

「……」

「だけど、私は見てしまったんですよ。セブンスミストで。楽しそうに、女の人と一緒に居ました」

「人違いじゃなくて?」

確認をとる、そこで初春が「そうかもしれません」と言ったほうがよかった。
しかし、注文の答えは帰ってこなかった。

「そんな訳ありません、だって会った時と同じ格好していたんですから…」

「……」

「お化けとか、そういうのじゃないんです。死んだって事になってる人間が学園都市に居るんです。その時点でおかしいんですよ」

「う、初春…?なんで、死んだ事になってるって知ってるの?」

「もちろん、調べたんです」

「…」

普通に言う初春。確かに、『書庫』のデータを開けば能力者の検索は可能である。
…だが、踏みつけた人間。ただ踏みつけただけ、それだけではたして能力は分かるのだろうか?と佐天は疑問に思う。
初春は続けて説明する。

「学園都市には存在してはいけない人間なんです」

「…でもさ、初春。どんだけ悪い人でも、死んでる扱いされてても、生きちゃいけない人間なんか…」

「佐天さんはあの人の事知らないから言えるんですよ!!」

「お、落ちついて!!」

佐天が少しでも、かばおうとすると初春は声色を変えて否定をする。
この話題が、早く終わる事を願う佐天。




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