過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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66:suzuna ◆XvsKHLIHQc
2010/12/14(火) 23:26:19.53 ID:9/e8V9ko
「紹介しよう、元アイテムの絹旗最愛だ」

なるほど、見たことあると思ったらやはり組織の人間だった。
以前見た資料とは少しだけ顔立ちが違うように思えたので、わからなかったのである。

…ただ、垣根の紹介からするとまだスクールに入るわけではない。
紹介の仕方は、これからメンバーに入る〜だったので違うようだ。
つまり、まだ悩んでいるということなのだろうか。

「…」

黙っている、ここの空間に合わないようだ。
自分も最初そうだった。
ここは自分の居場所ではないと思っていた。
今は、日付をまたいだせいかなのか、違和感を感じなかったのだ。
もう体が慣れてしまったのかもしれない。

「お前をスクールに入れたいんだ」

「超お断りします、私はまだアイテムとして生きていきます。アイテムは…まだ壊滅していません」

「だが、麦野沈利、滝壷理后は行方不明、フレンダはリーダーである麦野沈利によって死亡。滝壷理后に至っては生きているかもわからねぇよな?」

「…」

心理定規が前に出る。

「そもそも、貴方は新部隊として駆りだされるわけだったんだし、スクールに入っても何も問題無いのでは?」

「貴方達の仲間になりたくないって言ってるだけです。フレンダが殺された原因は貴方たちなんですよ?超お断りです…そもそも、スクールさえ居なければ…」

肩が震えていた。
もしかしたら、この子は出来ることなら垣根と心理定規を殺したいのかもしれない。
それぐらい殺意が漏れていた。

「つってもな、お前がどう言おうと、心理定規の能力でどうにでもなるんだけどな?」

「そ、それだけは超やめてほしいです。仲間を裏切るような事は…」

なんだか見ていて痛々しい。
このスクールに入れば、裏切ることになる。
寝返るのと一緒だ。

「…お前はすごいんだよ。暗闇の五月計画は伊達じゃない、能力を最大限まで活用する戦闘スタイルは驚かされる」

垣根がここまで人を褒めるのは、あんまりない。
自分の時も、褒めてくれた。
勧誘するのであたりまえの行動なのだが、的確に褒めているような気がする。


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