過去ログ - 当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【2日目】
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913:灰色の放浪者
2011/03/12(土) 02:06:33.21 ID:H32rfP3C0

 なんとか20分後には満足いくものができた。
もう日付が変わってから3時間になろうとしている。
理后の常に眠たそうな瞳は余計トロンとし、瞼も持ち上げておくのが相当きつくなってきた。

 一刻でも早くすやすや眠りたい、そんな理后はまだ最初の問題を忘れてはいなかった。

(まだ寝ちゃだめだ。それの対策を立ててから寝ないと……このまま寝ちゃったら……
う〜ん……今日はさいあいやふれんだもいるし、とうまのとこで寝たいな――
  って考えるとこが違う!……
――――――――――――――――――――とうまのとこ?
――――――――――――――――そっか。うん、それで大丈夫 )

 閃いた一瞬だけきらりと光った理后の目がすぐ眠そうなものに戻り、
立ち上がってふらふらと部屋を出ていく。
そのまま当麻の部屋へ。3人が雑魚寝している布団の一番端、フレンダの隣の方に潜りこむ。
なんせフレンダは当麻の方に思い切り寄っているので、スペースは十二分にある。
潜りこんだ理后の、満足と期待で安らかになった意識は、すぐに群青の中へと沈んでいった。
その手の中、パジャマのポケットの中、枕元のどこにも、誰のケータイも存在しなかった。




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