過去ログ - 一方通行「フラグ・・・・・・じゃねェだろ」  エイワス「まだそんな事を言っているのか」
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603: ◆3dKAx7itpI[sage saga]
2010/12/29(水) 00:44:51.92 ID:QoarHJso


しばらく沈黙が続いた。時間にしたら十秒も経っていないだろうが、
それでも二人にとってはそれが永遠にしら感じられた。
その沈黙を、エイワスは目を閉じてただ楽しむ。

やがて、最初に口を開いたのはアレイスターだった。


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞くが、あなたは正気を保てているのか?』

「正気? そんなもの、とっくに捨てている。 正気で『天使同盟』の構成員は務まらんよ」


天使の属性が覚醒しつつある一方通行。科学によって作られた人工天使、風斬氷華。
学園都市の第二位を誇る超能力者、垣根帝督。『水』を司る大天使、ミーシャ=クロイツェフ。

エイワスの言うとおり、このような存在で構成された組織に身を置くとなると、
確かに正気を保つのは難しいかもしれない。

そんな『天使同盟』が、アレイスター・クロウリーの膨大な『プラン』を崩すという。


『興味深いな。 その方法を知りたいものだが』

「色々とあるが、一つは明確だ。 君自身がそれを吐露しているじゃないか」

『?』

「天使。 この世に居られるとまずいのだろう?」


くく、と笑いながらエイワスは言う。
テーブルに置かれた金のカクテル入りグラスを手に取り、それを飲んで更に続けた。


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