142:とある複製の妹達支援[saga]
2011/01/19(水) 22:17:04.03 ID:WJ9vaSMQo
安達「あれ、楽しそうですね?」
試験官D「おお、早かったな」
安達「……あ、そっちの方が?」
試験官D「そうだ、お前が配属される第一七七支部の固法だ。
先輩というか、上司のようになる相手だからな、今のうちに胡麻を摺っておけよ?」
固法「いや、胡麻って……」
安達「よろしくお願いします、安達生です」
固法「あ、固法美偉(このりみい)です、よろしく」
お互いに自己紹介をして軽く握手を交わす。
手元から視線を上げていくと、ふと目の前の少女の少々『凶悪なブツ』に視線がいってしまい、慌てて顔を逸らす。
安達「えーっと、固法先輩、とお呼びしても?」ポリポリ
それを誤魔化すように聞いてみた。胡麻擂りではないが、これから一緒に働くのだから良好な関係を構築したい所だ。
固法「いいですよ。えっと……安達さん」
安達「あ、そこはさん付けなんですね……」
基本、友人には名前を呼び捨てられてばかりの安達としては、苗字+さんだと少々距離を感じてしまう。
試験官D「固法は少しカタいというか……今いる風紀委員の後輩にも基本さん付けだからな」
安達「そうなんですか?」
固法「はい、どうも人を呼び捨てにするのが苦手で……」
なるほど、どうも他意はないらしい。そういうお人柄なんだろうか。
試験官D「それじゃ、コイツの事をよろしく頼む。盛大にこき使ってくれて構わんからな」
最後に余計なことを言って試験官は練武場を出て行く。
安達「…………お手柔らかにお願いします」
固法「さて、どうしようかしら?」
そう言って、意地悪く微笑む固法『先輩』。
――どうやら、休む暇などなさそうだ。
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