過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」
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151:とある複製の妹達支援[saga]
2011/01/21(金) 19:18:25.28 ID:QlxVcfF/o
固法や安達にしてみれば、犯人が複数の可能性は真っ先に考えていた。
強盗やハイジャック等を行う犯人が、人質の不測の動きを警戒して、予め現場に仲間を潜ませておくのは常套手段だからだ。

だが予想していたとはいえ、人質を取られてしまった以上、その場の主導権は完全にもう一人の強盗犯に握られてしまった事には変わりない。

――そして、状況はさらに悪化の一途を辿る。

金を奪われる事を恐れた局員の一人が、警報装置を作動させたのである。

防犯シャッターが閉まり、密室へと変貌する郵便局。
これによって、巻き込まれた一般人へのリスクが急激に高まったのは言うまでもない。

『セキュリティ信号ヲ 受信シマシタ 侵入者ヲ排除シマス 武器ヲ捨テテ 床ニ伏テクダサイ』ウイーン

さらに警報装置に連動して、人質への配慮など持たない機械の番人が動き出す。

固法「(警備ロボ!? 人質がいるってのに……最悪!!)」

強盗B「チッ、面倒な事を…………」ゴソ

けたたましく警報音が鳴る中、強盗が動きを見せた。

固法「(右手から何かを取り出した!)」ギュン

強盗犯が何かをしようとしているのは明白だったが、黒子は再び迂闊なアクションを起こしていた。

強盗犯に接近する警備ロボの背後に隠れるようにダッシュして、突入を仕掛けたのだ。

だが、それは強盗犯が警備ロボに向けて『何か』を放ったのと同時だった。

固法「(ダメっ!)」バッ

咄嗟に固法は黒子を庇い、床に伏せた。
一方、強盗犯が放った『何か』は、ゆっくりとしたスピードながらも前進を続け、警備ロボにめり込み、貫き、喰いちぎり、破壊し――

ドボンッ!

そして――爆ぜた。



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