過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」
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2:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 16:31:41.82 ID:b0/xX/o0
20××年 冬 首都近郊

――その男は怒っていた。

何に? と問われれば色々としか言いようがない。

例えば、半年かけて仲を育んできた異性とちょっと『イイ雰囲気』になったので
口づけを交わそうとしたら、やんわりと拒絶された事、とか。

例えば、傷ついた心をチューリップでも愛でて癒そうと思って訪れた遊戯施設で「もしも用休憩代」
どころか一週間分の生活費を花の肥料にしてしまった事、とか。

例えば、帰路の途中で脳ミソの足りてないオニイサン達に絡まれ、無い物ねだりされた事、とか。

例えば、そのオニイサン達に気に入っている髪型を『白菜』呼ばわりされて、無駄な運動をした事、とか。

例えば、ようやく帰りついた自宅の前で家の鍵の紛失に気づいて今来た道を戻る羽目になった事、とか。

例えば、久しぶりに『兄弟』から連絡があったかと思えば、とんでもない野暮用の知らせだった事、とか。

今日だけで色々と腹の立つ事はあったが……まぁ、一番はコレだろうとも思う。

『何処かのバカが、首相官邸地下のクローンプラントの跡地に侵入した事』だ。


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