203:とある複製の妹達支援[saga]
2011/01/26(水) 16:02:02.77 ID:37Qky1eyo
――30分後。
美琴「――み、見失った……!」ゼハーゼハー
安達「……あのー、御坂さん……?」ゼハーゼハー
美琴「な、何よ?」
安達「ウチの上条とは普段から……このような、お戯れを?」
美琴「」
沈黙する美琴。
なんというか、自分でもアレだという自覚はあるようだ。
安達「なんでまた……」
美琴「だ、だって、アイツいつも適当なコト言って逃げるし、人のこと煙に巻いてロクに戦おうとうもしないし!」
安達「た、戦うって……上条は無能力者(レベル0)だぞ!? なんで超能力者(レベル5)の君が…………あ」
通常ならば、レベル5と0の間で勝負など成立しない。
だが、その間には逃走すらも難しい程の力の差があるのだ。
単純に逃げ足の速さだけで、回避できるものではない。
――そう、彼にはそれを可能にするだけの『理由』がある。
美琴「ふーん……そこで思い当たる節があるって事は――知ってるのね? アイツの能力を」ニヤリ
安達「知りたいのは……それか?」
美琴「話が早くて助かるわ……たーっぷりと、訊かせて貰おうかしら?」
有無を言わさない迫力。彼女のクローンである『妹達』からは感じ無かった、『圧倒的な実力』に裏打ちされた自信。
だが、自信を感じる反面で、それが揺らいでいるようにも感じられた。
――それが、彼女を焦らせている。
安達「…………人から話を訊こうってのに立ち話か?」
美琴「むぅ――じゃあ、そこのファミレスに行くわよ」
安達「おーけーおーけー」
思えば、安達は朝食以降、クレープしか食べてなかった。
この際なので、遅い昼飯を取ることにした。
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