26:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 22:09:29.83 ID:b0/xX/oo
レクリエーション室で待っていた二人の前に東が戻った時には既に二時間が経過していた。
既に日付が変わってしまっている。
生(東)「とりあえずだが、容態は落ち着いたぞ」
生(椿)「そ、そうか! よかった……」
生(一)「……だが治る訳じゃないんだろう?」
生(椿)「一条!?」
生(東)「……確かにこのままだと長くないだろう」
生(椿)「そんな……じゃあ、やっぱり……あの娘は」
生(東)「俺達と同じクローンだ。いや、俺達よりも遥かに劣った、な」
生(一)「劣った……?」
生(東)「根本的にクローンとしての目的が違うんだろうな。個体への配慮なんてまるでない。
俺達が生まれた最大の原因は神宮寺の不老長寿への渇望だが、彼女は違う。
とりあえず作って、一定の年齢まで強制的に育てさえ出来ればいい、というスタンスだな。
俺達の技術より優っている点があるとすれば『量産しやすさ』ぐらいだろう。学園都市も底が知れる」
研究者としての立場から、何か思うところでもあるのか東は非常に饒舌だった。
……そしてどこか怒っているようにも見える。
生(椿)「いや、待て。学園都市? なんで学園都市が出てくるんだ?」
生(一)「おい、まさか…」
ミサカ『はい、ミサカは学園都市で製造され、そこより逃亡して来たのです、とミサカは衝撃の事実を語ります』
部屋の中央に設置されたモニターから、そんな声が聴こえてきた。
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