28:とある複製の妹達支援[27採用]
2011/01/04(火) 23:00:58.96 ID:b0/xX/oo
モニターに映しだされたのは治療室のベットで横になるミサカと名乗った少女の姿だった。
先程までの制服?姿ではなく、東が用意した病衣を身につけている。
ミサカ『改めまして、こんばんわ。私は学園都市で七人しかいない超能力者である『御坂美琴』の体細胞クローンであり、
量産能力者(レディオノイズ)計画の試験個体であるミサカ00000号……
通称、フルチューニングと呼称される個体です、とミサカは少し照れながら自己紹介します』
生(椿)「フルチューニング……?」
生(一)「(照れてる……?)」
ミサカ『はい、とミサカは研究員以外の人に個体名を呼ばれる感覚に戸惑いながらも肯定します』
生(椿)「えーっと、じゃあ、試験個体(フルチューニング)と呼ばせてもらうが……」
ミサカ『はいどうぞ、とミサカはいやー名前を呼ばれるのって本当にいいものですね、と歓喜に震えます』
生(椿)「試験個体は、助けて欲しいって言っていたが……それは俺達が『君と同じ』だからか?」
ミサカ『端的に言えばそういう事になります、とミサカは私よりも先に誕生していたクローン体に敬意を払いながら肯定します』
生(一)「俺達がクローンだと……いや、その前にプラントの場所はどうやって知った? 誰かに聞いたのか?」
ミサカ『簡単な推理だよアクメツ君、とミサカは名探偵風に突き付けます。
10年前に皆さんが起こした数々の事件、それらの詳細と後に起きた縦浜北高校クーデター事件と並行して起きた
官邸での武力衝突……それらから皆さんがクローンであり、その管理施設のようなものが官邸近辺にあることは類推できます」
生(椿)「つまり、過去の資料から推理したってことか?」
ミサカ『その通りです、とミサカは肯定します。
後は現場付近まで来て、不自然な電力供給が行われている施設がないかを能力で調べるだけで済みました、とミサカは補足します』
まさか、官邸の地下に施設があるとは予想外でした。とモニターに映る少女は困ったように笑った。
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