39:とある複製の妹達支援
2011/01/05(水) 01:46:50.43 ID:Pwogntko
なるほど、と椿は思う。一条は全員の無事を確認したと言っていた。
その時の連絡を受けて、こいつらは心配して全員集まった訳だ。こんな真夜中に。
……さすがは俺だ。最高に気が効いている。
となると、どうせ今の話も聞いていたに決まっている。
それも話の最初のほうから……何しろ俺はそういう奴だ。
生(一)「よし、じゃあ」
――結局、今まで俺達は一度だって間に合わなかった。
生(椿)「多数決をとる事にします」
――桂木を救えず、小高を守れず。
生(一)「色々と不明な点や疑問はあるとは思いますが……」
――ヒーローを超える力を得た後も悪を滅ぼすことしか出来ず。
生(椿)「試験個体の『助けて』という願いをきいて」
――兄弟を奪われ、恋した女性も一度は死なせてしまった。
生(東)「学園都市で生まれようとしている『妹達』の支援を行った方がいいと思う者は……」
――所詮、俺達は『悪滅』で誰かを救うヒーローにはなれはしないのだと。
生(椿)「挙手願いま〜〜す」ホイ
――なぜそんな幻想を抱いてしまったのか。諦めてしまったのか。
生(一)「……」バッ
――だったら、そんな幻想抱いたまま道連れに爆死してやる。
生(東)「……」バッ
――そして生まれ変わって本物のヒーローになればいい。
バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ
生(椿)「いやあ……さっすが俺達。
正に身も心も一緒って奴だねぇ」
――全員一致じゃん!
第2節 『学園都市の妹達』完
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