過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」
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568:とある複製の妹達支援[saga]
2011/03/25(金) 10:17:29.08 ID:gKpTv5gOo

――などと新倉が思考を巡らしている一方。

佐天「(わ、私ってば、何をやっちゃってるんだろう……)」///

ひとしきり泣いて、冷静さを取り戻した佐天は羞恥の感情に襲われていた。

佐天「(今日、初めて会った人の前で大泣きした挙句、胸まで借りちゃって……!)」///

日頃は、初春相手に散々セクハラの限りを尽くす佐天であるが、いざ自分が追い込まれると非情に弱かった。

佐天「あ、あの……お見苦しいところを……」///

新倉「いや、気にしてないじゃんよ。……もう、平気?」

佐天「あ、はい! …………は、恥ずかしい所を見せちゃったついでに、少しいいですか?」

新倉「?」

佐天「は、話を聞いて……貰いたくて。相談、と言いますか……その」

新倉「――俺で相談に乗れるなら、喜んで引き受けるじゃん」

それから二人は色々な事を話した。



学園都市に来る前の事。

母親に貰った、お守りの事。

最初に受けた身体検査で、『才能なし』の判定をされた事。

無能力者と超能力者。

虚空爆破事件の時に感じた、友達の助けになれない無力感。

その時に目撃した、『御坂美琴』への羨望と嫉妬。

偶然、入手してしまった『幻想御手』を使いたいと思っていること。

せめて、本当に自分に才能がないのか、確かめたいという気持ち。

先程、不良達に立ち向かった時に感じた恐怖。


本当に多くの事を話した。

今まで溜め込んでいた感情を吐き出すように話す佐天の姿は懺悔にも似て――

新倉は、ただそれを黙って聞いていた。

相づちを打つ事もなく。ただ、純粋に聞き続けた。


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