578:とある複製の妹達支援[saga]
2011/03/27(日) 20:23:36.71 ID:BoApHBS3o
佐天「」ゴクゴク
新倉「おぉー」
よほど喉が渇いたのか、ヤシの実サイダーを一気飲みする佐天。
佐天「ぷはぁっ! いやー、喋った喋った!」
色々とぶちまけた後なので、その表情は晴れやかである。
新倉「スッキリした?」
佐天「はい。なんだか、お母さんに話してるみたいな気分でした!」
新倉「そ、その評価は喜んでいいものなのか?」
『子供っぽい』とか『オヤジっぽい』等と言われた経験はあるが、そんな風に言われたのは初めてである。
佐天「あ、ごめんなさい。けど、相槌も打たずにずっと目を見て、話を聞いてくれるから……つい」
『聞き』に徹する為にそうしただけなのだが、それが『母親』っぽさを感じさせる原因だったらしい。
新倉「うーん、俺の情熱的な眼差しじゃ、女子中学生をドキドキさせられないのか……」ガックリ
佐天「……そういう台詞がなければ、普通にドキドキしちゃうかも?」ニコッ
新倉「あー、それは俺の悪い癖というか。そうかー、だからモテないのか……」グスッ
10年の時を経て、衝撃の真実が明らかにされた。
佐天「それに何だか、こうして話してる時の新倉さんって、クラスの人気者ポジというか……?」
要するに人気はあっても色気がない、と。
新倉「えー、嬉しいけど嬉しくないじゃん……」
佐天「でも、先刻はヒーローみたいで素敵でしたよ?」
新倉「……本当にそう思う?」
佐天「はい、憧れます」ニコニコ
新倉「……」///
年下の少女に逆にドキドキさせられてしまった新倉は、咄嗟に赤くなった顔を逸らした。
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