584:とある複製の妹達支援[saga]
2011/03/27(日) 20:37:42.13 ID:BoApHBS3o
佐天「えっと……『出ろ』って念じてみる、とか?」
ものすごく曖昧な意見を頂いた。
新倉「えぇー? そんなんで大丈夫か……?」
今更だが、安達と違って学園都市での開発を受けていない自分に能力が発現するのかも不明である。
『幻想御手』を使ったとしても、こればっかりは実際に試してみないと分からない。
新倉「(――――『出ろ』)」ムムム
ボッ!
新倉「うわっ!? あ、熱……くない?」
自分の人差し指に出現した灯火に思わず叫ぶが、すぐに『熱くない』事に気付く。
佐天「わぁ……発火能力(パイロキネシス)みたいですね」
新倉「これが能力か……何か指先に火がついてるってのも変な感じじゃん……あ」
ふと、アレを再現してみたくて指先に意識を集中させてみる。
ボッ! ボッ! ボッ! ボッ!
人差し指に続いて、右手の全指に火が灯る。
新倉「おお、出来たじゃん! 見て見て、佐天! 五指爆炎弾(フィンガー・フレア・ボムズ)!」
佐天「あの、それって悪者の技じゃ……」
佐天のツッコミも虚しく、新倉は火を飛ばして『今のはメラゾーマではない・・・メラだ・・・』等と言って遊んでいる。
むしろ火力はメラ以下なのだが。
佐天「(わ、私はあんまりはしゃがないようにしよう……)」
人の振り見て我が振り直せ、とはよく言ったもので――
能力者になった事でテンションが上がりっぱなしの佐天は、子供の様に遊ぶ新倉の姿に少し冷静さを取り戻した。
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