59:とある複製の妹達支援
2011/01/06(木) 14:29:44.61 ID:hGnrcw6o
すると、ベランダの方から何かを軽く叩くような音が聞こえた。
何だろう? と思ってそちらを見ると隣の部屋に暮らしている、級友の顔がベランダの堺から覗いている。
級友の名は土御門元春。安達と同じ高校に通う男子高校生である。
女にモテたいからという理由で金髪+グラサンのヤンキースタイルを頑なに崩そうとしない猛者である。
土御門「ショウセンセー、こんな夜中にどうかしたのかにゃー? そういうのはカミやんで間に合ってるぜい?」ヤレヤレ
土御門は逆隣の部屋に住んでいるツンツン髪の級友を思い出しながら肩をすくめる。
生(安)「あー、五月蝿かったか? スマン、今少し自分の交友関係が庶民的すぎる事に絶望してたんだ」
庶民的交友関係の一角である金髪グラサンにそんな事を言ってみる。
土御門「……何でまた?」
そうだ、モノは試しで聞いてみようか? と、そんな考えが頭をよぎる。色々と変なことに詳しい奴だし……
生(安)「土御門って、常盤台とか長点上機に知り合いっている?」
土御門「センセー……」
返って来るのは憐れむような視線。
土御門「さすがにそれは無謀ってものですたい……」
生(安)「へ?」
土御門「いくら女っ気に飢えてるからって……狙うにしたらもう少し普通の所にした方がいいと思うにゃー……
さすがのオレでも、あのクラスの学校と合コン組むのは不可能だぜい……」
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