672:とある複製の妹達支援[saga]
2011/04/08(金) 10:47:04.06 ID:57sJx4i6o
上条「ま、魔導書?」
禁書目録「うん。エイボンの書、ソロモンの小さな鍵(レメゲトン)、死者の書……代表的なのは、こういうのだね」
迫間「(死者の書ぐらいしか知らないじゃん……)」
まぁ、それも小難しい本ばかり読んでいた、とある作家先生から聞いた程度なのだが。
上条「中身はともかく……お前、手ぶらにしか見えないんだけど」
美琴「何処かの倉庫の鍵でも持ってるの?」
禁書目録「ううん。ちゃんと10万3000冊、残らず『持って』きてるよ?」フルフル
上条「……バカには見えない本とか言い出すんじゃねーだろーな?」
禁書目録「バカじゃなくても見えないよ。勝手に見られたら意味がないもの」
上条「……、うわぁ」
呆れたように苦笑する上条は、より一層、オカルトへの不信感を募らせ――
美琴「(ってか、私にしてみれば、アンタの右手だって『オカルト』にしか思えないんだけど)」ジー
美琴は、『信じ難さ』では似たようなレベルの少年の右手を睨み――
迫間「(魔術師、それに禁書目録ねぇ……?)」
迫間は――その単語から、かつて出逢った一人の『魔女』を思い浮かべ、少しだけ感傷に浸っていた。
迫間「(このシスターが、『本物』だと仮定して……彼女の言葉に嘘偽りがないとすると……)」
――10万3000冊を持ってきてる、という言葉の意味は何か?
迫間「上条、トランプ持ってるか?」
上条「はぁ? 持ってるけど……何だよ、こんな時に」
迫間「こういう時に最適な格言があるじゃん」
『論より証拠』
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