過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」
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76:とある複製の妹達支援
2011/01/07(金) 01:02:32.04 ID:ZuIy50Uo

店員「こ、こちらコーヒーになります……」カタカタ

『悪滅』時に匹敵する殺気を放つ安達の姿にコーヒーを持ってきてくれた店員の手が震えていた。
慌てて黒い感情を引っ込めて愛想笑いを浮かべる。

生(安)「あ、どうも〜」

コーヒー啜りながら再び天井と布束を見やる。

天井は焦りの表情を浮かべ、頻りにテーブルを指で叩いていた。

天井「布束、聞いているのか!?」

布束「………………それで?」

天井「だから、試験個体が逃げたのは君の所為じゃないかと聞いているんだ!」

布束「何の根拠もなく他人を疑うというのも、研究者としてどうかと思うわ」

天井「しかし、洗脳装置の監修を行っていたのは君だろう!? 何か余計なモノでもインプットしたんじゃないのか!?」

布束「indeed 無能な研究員の見分け方でも入力すれば、貴方の元から離れるのも理解出来るけど」

明らかに挑発している。
やはり実験に大して良い感情を持っていないのか、言葉の端々に毒がある。

天井「っ……ただでさえ私の立場が悪いのは知っているだろう……?」

布束「……知ってるいるけど……?」

素知らぬ顔でカップを傾ける布束は、それがどうかしたのか? とでも言わんばかりだ。
どうやら研究者として実力はともかく、人間としての格は布束の方が上のようだった。

が、少しばかり挑発しすぎたのか天井の表情が明らかに怒気一色に染まる。
今にも布束に掴みかかりそうな天井の姿に安達の脳は高速で考えを巡らせる。

ここで布束が天井との関係に亀裂が入ると、後々の『自分達』の行動に影響が出る。
彼女には『実験には積極的』というポーズを維持し、実験の中核部分に居座って貰わなければいけないのだ。

その為には極自然に仲裁に入り、この場を収めて、
なおかつ天井には気付かれないように『自分が試験個体の味方』である事を布束に伝えなければいけない。


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