763:顔から火が出るかと……誤字よりも誤操作のが怖い……[saga]
2011/05/15(日) 21:49:52.94 ID:Ah7YFTiEo
禁書目録「しょう、怪我は平気!?」
迫間「このぐらいの怪我は慣れてるじゃん! いいから走れ!」
脳震盪を起こすように狙って打ったが、それでも時間が経てば回復してしまうだろう。
迫間「(こうなったら、迷ってられない……プラントで匿うしかない!)」
目指すは第五学区のクローンプラント。
禁書目録「しょう、後ろ!」
迫間「んなっ!? 嘘だろ!?」
インデックスの声に促されて背後を確認すると、既にダメージから回復した神裂が猛追を始めていた。
――本当に同じ人間か!?
インデックスや迫間は逃げる事に精一杯で、走りながら追撃に対応している余裕はない。
だが、それに対して神裂は、尋常ならざる速度で追跡しながらも、攻撃の体勢を整えていた。
追う者は前方だけに注意していればいいが、追われる者は前方と後方を気にしなければならないのだ。
神裂「(彼の言う通り、覚悟が足りなかった……!)」
たかが学生相手と侮った。素人相手に本気になる事も、その必要もないと考えていた。
しかし、生と名乗る少年の見せた戦いは、紛れもなく戦士のそれだった。
戦い慣れている、というのが神裂の抱いた率直な感想である。
神裂「(制限時間(リミット)が迫っている以上、私に手段を選んでいる余裕など無かったのに……!)」
だからこそ、どんなに卑怯な手段であろうと、インデックスを無事に回収する為になら迷わず使う。
高速で走りながらも、神裂は抜刀術の構えを取り、その『標的』を定めた。
放つのは、『七閃』ではなく、自らの最強の一撃。
しかし、『唯閃』の標的は禁書目録ではなく――
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