781:とある複製の妹達支援[saga]
2011/05/15(日) 23:42:00.60 ID:Ah7YFTiEo
迫間「『歩く教会』に比べれば、頼りない教会かもしれないが……お前をそこで保護してやるから……」
禁書目録「――――!」
迫間「守ってやるから……お前を狙う魔術師からも……『孤独』からも――だから」
――今度こそ、ちゃんと言葉にして欲しい。
『一緒に地獄の底まで来てくれる?』なんて、相手を気遣う拒絶の言葉ではなく。
本当の願いを。
インデックス自身の口から。
迫間「言えば、アイツらはきっと……お前を助けてくれるから……」
――俺がいなくても、ちゃんと出来るよな?
禁書目録「ダメなんだよ……言うから……ちゃんと言うからぁ……ここを開けて……しょう……開けてよぉ……」グスッ
迫間「悪い、ドアが歪んで開きそうにないじゃん……」
禁書目録「そ、そんな嘘で騙される私じゃないんだよ! 開けて、お願いだから……!」
迫間「そこで、大人しくしてるんだぞ……? 『俺』か上条が来るまで……そこに隠れてろ」
それだけ言って、部屋の前から歩き出す。
禁書目録「ダメ……しょう……死んじゃダメなんだよ……!」
ドアの向こうからインデックスの声が聴こえているが、それすらも耳に入らなくなって来た。
迫間「(少しでも離れないと……)」
朝、敵の魔術師は『歩く教会』を動かしている魔力を探査(サーチ)している、とインデックスは言っていた。
だからといって、迫間が部屋の前で寝ていたらインデックスの居場所を喧伝するようなものだ。
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