832:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/06/04(土) 15:48:55.41 ID:u8wO+NtBo
新倉「悪い、性分みたいなもんじゃん。……コレ、剥がせば『魔術』を使えなく出来たりしないのかね?」
上条「時間がかかり過ぎるだろ……もっと、一発で逆転できるような冴えた手を考えないと……っ!?」
考えを断ち切るように『魔女狩りの王』が、上の階の廊下を『ぶち抜いて』降って来た。
上条「くそっ!」
新倉「おいおい、自動追尾かよ!?」
上条と新倉は、咄嗟に左右へと散って『魔女狩りの王』から距離を取る。
その結果、上条は非常階段の前へと逃れる事に成功したが、新倉は廊下の奥へと追い込まれた。
新倉「やば……!」
上条「生!」
新倉「俺に構うな!」
上条「――けど!」
新倉「『ここは俺に任せて先に行け!』」キラーン
上条「この馬鹿! お前、それが言いたいだけだろ!?」
新倉「あ、バレた?」
――その無闇な余裕はどこから来るのか。
新倉「でも、考えがない訳じゃないじゃん! 俺がコイツを抑えてる間に、上条があの魔術師を倒してくれれば――!」
ゲームや漫画でも術者を倒せば、術は解ける。
お約束、という奴だ。
新倉「ついでに、この紙切れもどうにかしてみる!」
熱さとは別の理由で新倉の頬を汗が伝うが、表情から余裕は消えない。
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