85:とある複製の妹達支援
2011/01/10(月) 14:46:42.33 ID:J4nMwAALo
――例えば、実験の中核にいる『一方通行(アクセラレータ)』を説得し、実験への参加を止めさせる、というのはどうか?
最初に出た意見はごく平和的な作戦だった。
生(一)「これだけの計画だからな……仮に第一位とやらに、その気が無くなっても誰か別の人間が実験を遂行するだろう」
――ならば、一方通行を撃破してしまえばいいのではないか?
生(椿)「けど、絶対能力(レベル6)に到達出来るのは、その第一位だけって話じゃないのか? なら第一位をどうにかすれば……」
生(白)「どうにか出来るかどうかは別にしても、そのレベル6云々って話が胡散臭いじゃん」
生(桃)「機械の弾き出した『答え』の信憑性って事か?」
生(田)「まぁ、樹形図の設計者とかいう天気予報機がどれほどか高性能か知らないが、話自体が不自然すぎる」
――本当に絶対能力者を誕生させる事が目的なのか?
生(椿)「なぜ第三位のクローンなのかって事か?」
生(東)「それもある。だが、それ自体は元々あった計画の再利用だからかもしれないし、第一位と第二位の能力が特殊だからかもしれない」
生(三)「能力の桁こそ違うが『電撃使い』という点では割と学園都市ではポピュラーな能力らしいからな」
生(菊)「でも、本気で第一位を絶対能力者にしたいなら、もっと他に手段がありそうじゃん?」
生(東)「確かにレベル3程度の『妹達』を二万体も[ピーーー]よりも、適当なレベル4でもぶつけた方が経験値という意味ではレベルアップは速そうだな」
生(海)「魔王のレベル上げにメタルスライムを大量に用意するみたいなものだもんな……面倒にも程がある」
生(椿)「例えはアレだけど、確かにそうだな」
生(由)「そもそも、2万人を『二万通りの戦場』で[ピーーー]って何日かかるんだ?」
生(一)「……とりあえず一ヶ月で実行できるようなマニフェストではないな」
――どうすれば『妹達』を本当の意味で『解放』出来るのか?
生(鳥)「むしろ、『妹達』二万体を製造する為の建前と言われた方が自然なぐらいだ」
生(椿)「実験をどうにかして止めても、何らかの目的に利用されるって事か?」
生(東)「どうだろうな。実験と銘打っている以上、ある程度の数を『殺害』する事すら計算の内なのかもしれない」
生(田)「……つまり?」
生(一)「普通に『助ける』だけじゃ、学園都市側の思惑の中である可能性が高い、って事だな」
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