853:とある複製の妹達支援[saga]
2011/06/18(土) 22:08:41.78 ID:LMd3vOkZo
消防署から姿を消した伊吹生。
彼は学内の巡回に見せかけて、梯子車……愛車である『ジェットジャガー号』(勝手に命名)で出動していた。
伊吹「――迫間が殺られたのか!?」
学生寮へと急ぎながらも、携帯電話をハンズフリーにして同胞達と連絡を取り合っていた。
安達『らしい。しかも、その遺体は後から現れた炎を使う別の魔術師に焼かれたそうだ』
伊吹「炎を……へぇ……いいね……実にいいじゃん……」
――それは、獲物を見つけた狩人の表情だった。
安達『今は、新倉と上条が交戦してるが……相手は未知の敵だ、油断は出来ないじゃん』
伊吹「それで、俺は何をすればいい?」
安達『敵の魔術師が使う、『魔術』に関して『妹達』経由で情報が入った……それを踏まえて、術の無力化を頼みたい』
伊吹「――了解じゃん……相手が炎なら、俺の独壇場だ……楽しくなってきたぜぇ……!」
久し振りの『仕事』に伊吹は、意気揚々と車を走らせるのであった。
――視界の端に歩道で揉める二人の少女の姿が映った。
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