88:とある複製の妹達支援
2011/01/10(月) 18:08:49.63 ID:J4nMwAALo
ミサカ「そんな事はありませんよ、とミサカは安心させるように微笑みます。
私の体に関しては、もうどうしようもないのは自覚してます。
……そもそも、他の妹達は死に対して思う所は無いように調整されるのでしょう、
とミサカは実験動物としての在り様を肯定してしまう『妹達』の悲哀を語ります」
生(椿)「だが、君には個性というか……感情のようなものがあるように見えるんだが?」
ミサカ「私の場合は、試験個体であるが為に能力開発なども多岐に渡りましたし、割と長く生きていますので……
だから、そういうのが芽生えたのかもしれません、とミサカは質問への回答を述べます」
ベッドの上でそう語る試験個体は、何処か誇らしげで自信に溢れていた。
生(東)「君のその感情を『妹達』と共有できればいいのだがな……」
ミサカ「止めた方がいいでしょう、MNW(ミサカネットワーク)が稼働状態になれば、それも可能ですが、
それは私の所在が学園都市側に露見する事を示します、とミサカは自分の存在が先輩方の危機を招く可能性を危惧します」
生(東)「MNW……妹達の電気操作能力を利用して作られた脳波リンク、だったか」
ミサカ「『妹達』の脳によって構成される並列コンピューターとも言えますね、とミサカは補足を加えます。
これによって、『妹達』間で情報や経験レベルでの技術の共有が可能になります」
生(椿)「俺達が仮面でやっていることを『妹達』の脳の中だけでやるって感じか……」
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