912:とある複製の妹達支援[saga]
2011/08/10(水) 17:24:59.20 ID:YxJ7gg6Ko
烏丸がそう呼びかけると、同じ声が……それも無数に返ってきた。
生(藤)『こちら、A地点。……藤崎生と他二名、配置についた』
生(氷)『氷山生、B地点も配置についた。妹達も無駄に元気じゃん』
生(佐)『佐倉生……以下同文……眠い……』
生(鎌)『ちゃんと報告しろって……鎌田生、妹達二名と共にD地点に配置完了』
生(高)『E地点、高杉だ。時間押してるから巻きで頼むぜ?』
生(早)『早坂、F地点に到着した……んで、新倉の奴の容態はどうなんだ?』
生(木)『芳しくないようだな……早く椿の所へ運びたいところだが。おっと、木野……G地点だ』
生(向)『向井、H地点。ところで、安達の奴はどうした?』
生(安)『……I地点にいるじゃん……はぁ……』
次々と雑な報告が入る中、一人だけ声に覇気がなかった。
いや、他の連中にもあるのかは怪しいのだが。
生(烏)「安達の、どうかしたのか?」
生(安)『いや……まさか、小萌先生の部屋に逃げ込むとは思ってなくってさぁ……厄介な事になりそうだなぁ、と』
それなりに楽しい学園生活を満喫していた安達としては、自分達の事情が露呈しそうな現状に対して、思う所があるらしい。
生(烏)「今のうちに、それっぽい設定でも考えとけばいいじゃん」
生(安)『丸投げかよっ!?』
しかも、なんとかして秘密を守れ、ではなく「バレてもいいけど、面倒だから適当に誤魔化しといて?」のニュアンスである。
芳川「……それはともかく……報告が足りないんじゃないかしら?」
生(烏)「J地点……如月か。プラントから如月生へ――応答を」
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