967:とある複製の妹達支援[sage]
2011/10/13(木) 15:45:54.16 ID:fTCFma7Ao
妙な脱線をしてしまったが、当初の予定通りに『新倉生』は小萌先生の運転で病院へと搬送される事になった。
未だに意識の戻らない新倉を上条と安達で担いで小萌先生の車に乗せる時、美琴が根本的な疑問に気付く。
美琴「(――ところで、小萌先生って……運転……出来るの?)」
免許の所持以前に、そもそも物理的に可能なのか謎である。
安達「(いや、絵的に危険なのは間違いないが、ちゃんと運転は出来るらしいじゃん)」
上条「(前に乗せてもらった時に見たけど、障害者用のブレーキ操作も手元でするタイプの車で……)」
美琴「(へぇ……ん? ちょっと、前って何よ?)」
さらっと補足する上条に対し、前に乗った状況について美琴が追求しようとすると、
小萌「――聴こえてますよー?」ガチャ
車のドアを開けながら、小萌先生が優しくない笑顔で微笑んだ。
小萌「ほらほら、さっさと新倉ちゃんを乗せてくださいです」
上条&安達「はい、スミマセン!」
小萌「……で、新倉ちゃんは何処の病院に連れていけばいいんです?」
安達「えっと……この病院です」⊃□
新倉生が佐天涙子にしたのと同じように病院の詳細が書かれたメモを取り出す。
小萌「ふむふむ……あぁ、カエル顔の先生のいる病院ですね」
美琴「え、カエル?」キュピーン
上条「……何でそこで嬉しそうなんですか、御坂さんは」
条件反射的に顔を輝かせる美琴に対し、上条は呆れた顔でツッコミを入れる。
美琴「いや、だって、その……」
安達「――とりあえず、向こうには話を通してあるんで。先生、後は頼みます」
小萌「お任せなのですよー。…………あ」
言いながら、車のドアを閉めようとした小萌先生だったが、思い出したかのように安達に対して手招きをする。
安達「?」
小萌「(……安達ちゃん達の事情に関しては、とりあえず納得してあげます。
でも、先生としては――いつかちゃんと話してくれるって信じてますよー?)」ゴニョゴニョ
安達「…………ははは」
――完全に見透かされているようだ。
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