981:とある複製の妹達支援[saga]
2011/10/29(土) 21:44:05.35 ID:Sfh625mUo
学園都市・第七学区
〜バスターミナル〜
『共感覚性』という新たな着眼点を踏まえて、それらの検証を専門家に依頼するべく四人は動いた。
御坂美琴と白井黒子は、『幻想御手』の使用者が入院している医療機関へ。
安達生と初春飾利は、木山春生のいるAIM解析研究所へと向かった。
木山『共感覚性……ね。確かにそれは盲点だったな』
研究所へ向かうバス停の前で初春は木山にアポイントを取っていた。
初春「先ほど、『幻想御手』を楽譜化して、波形パターンを分析したデータを送ったので調査をお願いしたいのですが」
木山『ああ、そういう事なら『樹形図の設計者』の使用許可もおりるだろう』
初春「わぁ、学園都市一のスーパーコンピューター! それならすぐですね。
今、安達さんとそちらに向かってますんで……」
木山『分かった。待っているよ』ピッ
初春「安達さん、木山先生に連絡しましたよ……って、どうかしました?」
安達「いや、ちょっとな」ソソクサ
初春「あれ? 安達さんの携帯電話って、そんな色でしたっけ?」
安達「あ……えっと、実は周囲の電波状況に応じて、色の変わる携帯でな……?」アタフタ
初春「何ですかそれ!? そんな携帯初耳ですよ!」
興味津々の様子で食いついて来る初春を躱しながら、安達は冷や汗を流す。
安達「(い、言えねぇ……)」
まさか、これが新倉生の携帯電話で、彼の代わりにとある少女に病院へ行くようにメールしていたなんて。
如月生が安否確認をしに行って、今の所は他の『幻想御手』の使用者達のような症状は出ていないようだが……
しかし、今は無事でも――この先もそうとは限らない。
安達「(俺はまだ面識ないけど、初春の親友らしいし……)」
必死に初春の追求を回避しながら、安達は新倉の無茶を呪う。
安達「(さっさと新倉の奴を起こさないと、こっちが持たないじゃん)」
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