987:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/11/05(土) 21:41:20.17 ID:BrHDwZp8o
〜????〜
新倉「つまり、俺は『幻想御手』のネットワークに囚われてるのか?」
桂木『正確に言えば、その直前の状態にある』
新倉「直前?」
桂木『お前は……他の生もだが……『妹達』と共通している点が多くある。
……いや、ある意味では彼女達以上に『脳を整理』されている為に脳波を強制される負荷が少なくて済んでいるんだ』
新倉「……どうして、桂木がそんな事を?」
確かに生前から色々な事を知っている奴だったが、その死後に生達と出会った『妹達』の事にまで精通しているのは妙だ。
桂木『お前が知っていることは、俺も知っているさ』
――桂木は自分の事を『残影』だと言った。
新倉生の中にある記憶から、生まれた幻のような不安定な存在だと。
桂木『簡単に言えば、生がイメージする『知識』の象徴が俺だったのさ』
新倉「知識の象徴?」
桂木『現状を把握する為の……言わばナビゲーターとして、生が俺を選んだんだ。
ネットワークに繋がっている以上、全てを知っている『犯人』とも、生は繋がっている』
だから、知ろうと思えば全てを知れる。
桂木『何かを理解する時、最も効率的なのは誰かとその事に関して……話すことだ』
新倉「説明役として、俺が桂木を想像したって事か」
イメージの姿だから、病床に伏せる前の姿だったのだろう。
桂木『まぁ、それも長い時間じゃない……生が完全にネットワークに取り込まれれば、俺も消える。
実際、こうして顕在化したのは生がまだネットワークを利用できる段階だったからに過ぎない』
新倉「時間制限付きか……」
桂木『残念ながら、な』
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