過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」
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989:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/11/05(土) 21:46:33.24 ID:BrHDwZp8o
〜AIM解析研究所〜


初春「木山先生も安達さんも遅いですねぇ……」キョロキョロ

何をするでもなく室内を見渡してみる。

初春「――あれ?」

研究用の書類等が収められた戸棚から、一枚の紙がはみ出している。

初春「……これって……?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


安達「おいおい、どういう事だよ……」

布束『端的に言えば、『幻想御手』は《特定の人間の脳波に使用者の脳波を同期させる道具》なのよ。その意味は判るわよね?』

安達「はぁ!? いやいやいや、ミサカネットワークは『クローン』と『電気操作』が揃ってるから成立するような代物なんだろ?」

――普通の能力者で、そんな事が可能なのか?

布束『because 実際、無理があるのよ……それが使用者達が昏睡状態に陥っている原因だもの』

安達「原因? ネットワークが、か?」

布束『クローンである妹達と違って、普通の人間に対して一定の脳波を強要する……無理が出るのは当然でしょう?』

安達「その負荷で使用者達は倒れ、そのネットワークに取り込まれたまま……か」

つまり、『幻想御手』が使用者の能力のレベルを上げるのは、ミサカネットワークと同じように脳波リンクによる演算力の向上が理由。
加えて、同系統の能力者とのリンクで『コツ』や『経験則』のようなモノを共有して、効率的に運用しているのだろう。

布束『本題はここから。例の先生が解析を手伝ってくれていたんだけど……』

安達「あぁ、カエル顔の」

布束『先生……将来、『妹達』を患者として迎える時に備えてネットワークの研究をしてたの。
    サンプルデータとして、患者や関係者の脳波のデータや参考になりそうな研究データも集めてたらしくて』

カルテ等のデータ管理に医者の脳波をキーとして使うセキュリティの構築。
建前としては、そういう形を取り、様々な分野の人間の協力を得たらしい。

安達「……誰かのデータと一致したのか、『幻想御手』の核になっている『特定の人間の脳波』とやらが」

布束『えぇ、ピッタリと一致したそうよ…………の脳波と』

安達「――そうか」

告げられた名前に動揺することなく、ただ頷いた。

布束『オリジナルと風紀委員の子の方には、先生から情報がいくと思う』
   
安達「よし、なら先に身柄を押さえる」

布束『大丈夫だとは思うけど……気を付けて』

安達「……了解」ピッ


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