過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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10:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/11(土) 00:32:53.12 ID:0K5Poxg0


一方通行が佐天涙子を助けてから一週間後。


「インデックスが最近可愛くて生きているのが辛いんだけどどう思うあー君?」

「[ピーーー]ばいいんじゃねェかァ?大体よォかみやン、最近可愛いってお前それ何度目だかわかってるゥ?」

『昼飯一緒に食べようぜ』という上条からの電話から30分後、一方通行は早くも帰りたい衝動に駆られていた。
いつも不況のせいでボーナスの八割をカットされたお父さんのような顔をしているツンツン頭の少年が上機嫌な顔であった時点で嫌な予感はしていた。

そして一方通行の予想通りファミレスに着くなり始まったのはウチの嫁自慢だった。
第三次世界大戦を切欠として友情を加速的に深め、二人は遂に親友同士となった。
そして、話を聞くに、彼はどうやら同時期に居候シスターとの間にあった見えない『壁』を乗り越えたようだ。
それ自体は構わない。
そもそも付き合っていないと聞いて驚いたくらいだから、あるべき関係にようやく収まったと捉えるべきであろう。
問題は、定期的にこうしてのろけてくるところにある。

正直しんどい。同じ言葉がループするのだ。ボキャ貧の惚気ほど性質の悪いものはない。
なお、二人の交際を知っている者は一方通行と此処にはいない浜面くらいだ。


「確か『最近料理の手伝いしてくれて、なんだか新婚みたいだ』って言ってたなァ。で、その前が『後片付けしてくれるなんて優しいにも程がある』でその前が『帰ったら風呂の支度がしてあって、嬉しさのあまり押し倒しそうになった』だっけか?」
「流石学園都市最高の頭脳。よく覚えてらっしゃる」
「何度も聞いてりゃ覚えちまうんだよォ」
「よせやい!照れるじゃねぇか。俺とインデックスの愛のメモリーが尽きることが無いって遠まわしに言ってよ!」

「皮肉も通じネェときたもンだ…」

とりあえず注文したハンバーグステーキが来たから、それが冷めないうちに話を切り上げて欲しい。切実な願いだ。



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