過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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111:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/13(月) 23:23:50.26 ID:ZIi8HSk0



「あら、アンタ達だけ?」

結標淡希は心なしか落胆したように呟く。


「愛しの一方通行は仕事だにゃ。今回のはアイツ一人で十分だからな。残念だったにゃあわきん」
「だ、誰が愛しのよ。あとあわきんと言うな!!」

ニヤニヤと笑う土御門を睨みつける。

「昨日から悩み事があるみたいですね、彼は。何かあったのでしょうか」
「昨日じゃないわよ、先週からずっとよ」

ふと、思い出したように本物よりも人気のある偽者こと海原光貴(偽)が眺めていた雑誌から顔を上げる。
『月刊 御坂美琴 冬の増刊号』という表紙を見なかったことにすると、結標は表情をかすかに曇らせる。
しかし、思わず口にした言葉に、ハッとなる。案の定というべきか、土御門と海原のによによ、にやにや、てかてかした笑みが結標を眺めている。

「あら、よく見てますこと。やっぱり気になるあんちくしょうのことはすぐに気が付くんでしょうかにゃ〜海原さん」
「先週からずっとガン見してたなんて、まったく、若いって素敵ですわね、土御門さん」


ホント、若い頃を思い出しますわね奥様、あら、奥様こそまだまだお若い、と胡散臭い小芝居を繰り広げる。
暗殺などといったダークな仕事よりも、学園都市上層部の遺物でもある研究施設の残りの破壊といった方向へとシフトしつつある。
施設の破壊などグループにとっては造作もない。故に、彼らは暇を持て余すことが増えていた。


結果、一方通行の凱旋後、すっかりと変わってしまった結標をからかうことを、土御門と海原はライフワークとしているのである。




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